先に結論:運用したい人ならMake、手軽さ優先ならZapier
どちらにするか迷っている人へ、結論から伝えます。5年間両方を使い続けた経験で言えば、複雑な自動化を本格的に運用したいならMake、とにかく簡単に始めたいならZapierがおすすめです。
Zapierは最速5分で設定が終わり、直感的に操作できます。一方のMakeは、操作に慣れるまで2〜3時間かかりますが、同程度の自動化を作る場合、月額コストをZapierの約1/3に抑えられます。
この記事では、料金・機能・運用のしやすさを実際の使用感を交えて比較していきます。
| ツール | 月額 | 無料プラン | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Zapier | 19.99ドル〜(約3,000円) | 月100タスクまで | とにかく安定して動いてほしい人 |
| Make | 9ドル〜(約1,400円) | 月1,000オペレーションまで | 複雑な自動化を安く実現したい人 |
| n8n(セルフホスト) | 0円(自前サーバー必須) | 制限なし | 技術に自信があり、コストを抑えたい人 |
Zapierのここがすごい:5分で自動化を始められる手軽さ
Zapierのいちばんの強みは、設定のハードルの低さです。僕が初めて使ったとき、Gmailで特定のラベルが付いたメールをSlackに通知する自動化を、テンプレート選んで項目を埋めるだけで完了させられました。所要時間は実際に5分くらいでした。
エンジニアでない人でも迷わない設計で、感覚だけで操作できます。
- テンプレートが業種別に整理されていて、目的の自動化が見つけやすい
- 接続するアプリを選んで、トリガーとアクションを指定するだけの3ステップ構成
- 動作確認のテスト実行がワンクリックでできて、失敗した場所も表示される
- 専門知識なしで、最初の自動化までたどり着ける
Makeのここがすごい:複雑な自動化を低コストで実現
Zapierが「つなぐ」ことに特化しているのに対し、Makeは「組み立てる」感覚に近いです。ビジュアルエディタ上で分岐やループを直接配置できるので、条件によって処理を変えたいときも直感的に組めます。
実際に、Webhookで受けた注文データを振り分ける処理を組んだときは、Zapierならフィルターを何個も連結していた作業が、Makeでは1画面で完結しました。しかも、月1万回の実行プランで比較すると、Makeは月9ドル。Zapierの同クラスは約20ドルからなので、コストは半分以下です。
ここがすごいポイント:
- ループ処理が標準装備で、複数件のデータを一括処理できる
- 分岐の条件をドラッグで組み直せるので、仕様変更に弱くない
- エラーハンドリングの設定が細かく、止まっても原因が一目でわかる
正直、Zapierから乗り換えてから「自動化をちゃんと作る」感覚になりました。定型的なつなぎだけならZapierで十分ですが、ロジックが複雑になるほどMakeのほうが結果的に安くて速いです。ただ、最初の学習コストはZapierより少し高いので、自動化が初めてという人より、触った経験がある人のほうが恩恵を受けやすいと思います。
あなたはどっち?選び方のポイント
両方とも5年使った立場から言えるのは、目的が違うということです。まず自分の自動化したい作業が「単純な連携」なのか「複雑な処理」なのかを整理してみてください。
向いている人:
- 月間500〜2,000回の連携で、WebhookやAPIを細かく制御したい人
- エラー発生時の条件分岐やループ処理など、複雑なロジックを組みたい人
- 月額約1,000円(Makeのコアプラン)で運用したい予算感の人
向いていない人:
- 月間100回以下の連携で、GmailやGoogle Sheetsなど定番ツールだけで完結させたい人
- ノーコード初心者で、まずはテンプレートから試したい人
- 連携数が少なくても安定稼働を最優先したい人(Zapierは実行保証が手厚い)
予算で比べると、Zapierは無料プランで月100タスクまで、Makeは無料で月1,000回のオペレーションまで使えます。連携の頻度が低いならZapier、高頻度で細かい制御が必要ならMakeが結果的に安くつくでしょう。
